平凡太~ヘイボンタ~の恋
*卑怯な束縛*
「パパお仕事なのー?」


「うん、ごめんな?詞音。お仕事が終わったらちゃんと帰ってくるから、それまでママの言う事きいてお利口にしてるんだよ?」


「うんっ!」


翌日、日曜。


ボクは栞に話をしなきゃならないと、泊まらせてもらった一華先輩の家を出た。


ヨレた金曜のままの背広と伸びた無精ヒゲのまま栞の家へ。
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