平凡太~ヘイボンタ~の恋
「平太先輩!今日はきっと来てくれるって思ってましたぁ♪」
「そうじゃないんだ」
「ううん、平太先輩は栞に会いに来てくれたの。間違いないの」
玄関先で話を済ませようと思ったのに、栞はボクの手を引いて家へ上げた。
「約束したでしょ?オムライス作ったんですぅ。食べてくれますよねぇ?」
約束した覚えなんて、これっぽっちもなかった。
独りよがりな栞が滑稽に見える。
「栞、ちゃんと聞いてほしい」
「イヤ」
「ボクは栞を好きにはなれないよ」
「イヤッ!栞は平太先輩が欲しいのッ。何?その格好!仕事帰りのまま一華先輩の家!?泊まって栞の所に来たんでしょ!ヒドイッ。二股で浮気で不潔!!」
「そうじゃないだろ?」
「抱いたの?」
「してないよ」
「ウソ!!一華先輩の匂いでいっぱいだもんっ!ねぇ、どうして平太先輩は一華先輩じゃなきゃダメなの!?栞がこんなに思ってあげてるのにッ!!」
「そうじゃないんだ」
「ううん、平太先輩は栞に会いに来てくれたの。間違いないの」
玄関先で話を済ませようと思ったのに、栞はボクの手を引いて家へ上げた。
「約束したでしょ?オムライス作ったんですぅ。食べてくれますよねぇ?」
約束した覚えなんて、これっぽっちもなかった。
独りよがりな栞が滑稽に見える。
「栞、ちゃんと聞いてほしい」
「イヤ」
「ボクは栞を好きにはなれないよ」
「イヤッ!栞は平太先輩が欲しいのッ。何?その格好!仕事帰りのまま一華先輩の家!?泊まって栞の所に来たんでしょ!ヒドイッ。二股で浮気で不潔!!」
「そうじゃないだろ?」
「抱いたの?」
「してないよ」
「ウソ!!一華先輩の匂いでいっぱいだもんっ!ねぇ、どうして平太先輩は一華先輩じゃなきゃダメなの!?栞がこんなに思ってあげてるのにッ!!」