平凡太~ヘイボンタ~の恋
「平太くん、もう少し詞音のパパでいてくれる…カナ?」
「少しじゃないよー?へーたパパはね、ずっとずーっとしおんとママと一緒なんだよ?」
「うん、そうだな、詞音。平太パパでいさせてくれて…ありがとう」
「いさせてくれて、って、なぁに?」
「平太パパはね、嬉しいんだって」
「しおんがいい子だからー?」
「うん、詞音はいい子だな?」
「うんっ!ママ、しおんさつまいもが欲しー」
こんなに愛しい2人。
こんなに欲しい2人。
家族は。
愛し合った夫婦の元に産まれた子供と形を成していくものだけれど。
こんな例外もアリなんじゃないか、って。
ボクは素直に2人に家族になってほしいと、そう告げてもいいんじゃないかと思ってしまう。
喜びも悲しみも、笑いも涙も。
3人でなら得られるんじゃないか、と。
だからボクは誓うんだ。
いつか。
いつかきっと、ありったけの想いを告げようと。
「へーたパパ、おいもあげるー」
「ありがとう、詞音」
一華先輩。
待っててくれます、か…?
「少しじゃないよー?へーたパパはね、ずっとずーっとしおんとママと一緒なんだよ?」
「うん、そうだな、詞音。平太パパでいさせてくれて…ありがとう」
「いさせてくれて、って、なぁに?」
「平太パパはね、嬉しいんだって」
「しおんがいい子だからー?」
「うん、詞音はいい子だな?」
「うんっ!ママ、しおんさつまいもが欲しー」
こんなに愛しい2人。
こんなに欲しい2人。
家族は。
愛し合った夫婦の元に産まれた子供と形を成していくものだけれど。
こんな例外もアリなんじゃないか、って。
ボクは素直に2人に家族になってほしいと、そう告げてもいいんじゃないかと思ってしまう。
喜びも悲しみも、笑いも涙も。
3人でなら得られるんじゃないか、と。
だからボクは誓うんだ。
いつか。
いつかきっと、ありったけの想いを告げようと。
「へーたパパ、おいもあげるー」
「ありがとう、詞音」
一華先輩。
待っててくれます、か…?