恋するイケメン
覗き見た泉堂君の顔は耳まで真っ赤だった。



「もしかして……照れてる ?」

「~~~~~~」


ぐいっと引き寄せられた。
驚いて顔を上げた私の唇に柔らかい感触がした。

初めてのキスに惚けていると、今度はゆっくりと泉堂君の顔が近いてきて…私は当然のように瞼を閉じた。


2度目のキスは甘く痺れるようで、ただひたすら泉堂君にしがみついていた。

「…んっ…。」
ゆっくりと離れた唇に酔ったようにぼうっと見つめていた。



「これから遠慮しなくていいよな?」

「え?」

いつも通りの不敵な顔で怖い事を言ってくる…。

あれで遠慮してたの !?
じゃあ、遠慮しないって……えーっ!?



「好きだよ。」


ニヤリと笑った泉堂君にひきつった笑顔を返す私。

どうかお手柔らかにお願いします。




< 156 / 156 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:101

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ブスな彼女

総文字数/14,490

恋愛(ラブコメ)58ページ

表紙を見る
誘惑の瞳

総文字数/7,442

恋愛(その他)37ページ

表紙を見る
『好き』をあなたに

総文字数/23,527

恋愛(キケン・ダーク)122ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop