恋するイケメン
ぼんやりと立っていると隣に誰か来た。


「おはよう。」


隣で誰かに挨拶する男子の声。


「おはよう!」


知らない男子に顔を覗き込まれた。


ビクッと後ずさる。

「おっ……おはようございます。」


誰?


少し癖のある茶髪、切れ長の目、整った鼻筋…、いわゆるイケメンが…にっと笑っている。


「俺、泉堂 和哉。海皇高校 2年。」


海皇高校…有名な進学校だ。

??

「はぁ……。」

さっぱり解らない…。
「好きだ。俺と付き合って?…って言うか付き合え。」

ニッコリと俺様告白をされた。




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