君の世界には
寮生活
この学校は全寮制らしい。
俺は友達と一緒にそこに向かう。
その中の一人、涼(リョウ)が口を
開いた。

「ねえ、未来ちゃんって
 隠れ美人だと思わない?」

・・・え。

「お前未来のこと好きなの?」
「よくわかんないよ」

涼は本当にわからないらしく、
渋い顔をしている。

「でも歩は好きだよね。」
「何を?」
「未来ちゃん」

俺はその時飲んでた炭酸を
思いっきり噴出してしまった。

「ゲホッ・・・はあ///?!」
「ビンゴ」
指を指してニヤニヤしてくる。
俺はむかついてその指を逆方向にまげた。


「そうだけどさ。」
「うん♪知ってた」

コイツは昔から
俺に限らず色々見抜いてくる。
隠し事が出来ない。

これからの寮生活はコイツが
いるから不安ではないな。
そして・・・


「未来と近くの部屋がいいな。」
「がんばれー。」
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