君の世界には

部屋割り


「ふう・・・ここか。」
「でかいね~」
俺等は寮に着いた。
城みたいなとこだ。金かかってるなあ。

「おい、部屋割り発表するぞ。
 早くこっちに来い。」
先生が呼んでる。もうみんな
来ていた。

・・・・・
よしっ。まだ未来は言われてない。
可能性はある。
「いや~歩くんと離れたあ」
「歩くんの近くがいいっ」
女の子がガヤガヤしてたのも
その時の俺には聞こえてなかった。

「666号室、未来」
「はい」
「667号室、歩」

やった。
未来の隣だ。
「はいっ」
俺は若干嬉しさを表にだして
返事をした。

「668号室、涼。」
「やった、歩のとなりだあ。」

奇跡的な並び方だった。
「「「これからよろしくね/なっ」」」
これからの三年間がとっても
楽しくなりそうだ。


【涼の部屋】
「あ、そういや俺好きな人
 できたの歩に言いそびれた」



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