君の世界には

そのころの未来ちゃん

「・・・」

音葉が部屋へ来た。
話によれば涼くんと浩太さんの
部屋に行くらしい。
女の子1人が恥ずかしいってとこは
やっぱり音葉にもあるみたい。


「ってわけなんだ。いい?」
「断る理由はないよ。」

ありがとう、と音葉は笑う。

それにあの2人にこの子1人は
いくらなんでもちょっとね。

「じゃあ、行こう。」

________________




「「「おじゃましま~す」」」

音葉の親友の未来ちゃんか。
事情はなんとなくわかってるん
だろうな。

ありがとう。本当。
多分3人だけだったら俺死んでた。



「さしいれ、です。」
未来ちゃんはビターチョコ。
甘いの苦手だから助かる。

「はい こーちゃん。」
音葉はさきいか。渋い。
おっさんみたいだぞ。


「どーぞ。」
涼くん・・・

これは・・・

正露丸。うん、なんか違う。
いや、全然違う。ツッコミ不在。


「あ、ありがとう」

でもなんか今日は面白かったな。
涼くんてツンデレなんだね・・・。

(普通に友達になりたいなあ。)

そんなことを思いながら
俺は眠りについた。
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