先生と執事【続・短編】
お母さんが出産を行った病院でたまたま知り合った、一つ年上の隆也君。
今日はその隆也君に、以前約束したココアと、昨日作ったクッキーの差し入れを持ってきた。
が、持ってきたのはいいのだが…うーん、これからどうしよう。
中々話しかけ辛い空気だし、何せ練習中に声をかけるとか失礼すぎるでしょ。
うむ、ここは一旦引いて、明日のお昼にでも教室に伺おうか…。
いやでも、部活中にって言われた気もするし…。
うううううーん、どうしましょうか…
「よーっし、10分休憩!!休憩後は速攻の練習するぞー!!」
「「「はいっ!!!」」」
え、休憩?
ちょ、やばい、この私の足元にあるのはバスケ部員の水筒である気がする。
とゆうことは必然的に……
「あれ、一年生?何、誰かに用事?」
やっぱり!!バスケ部員がこっちに来てしまいますよね!!