先生と執事【続・短編】
身体の外側は寒いのに、内側がすごく熱い。
早く寝て体調を整えようにも、身体がダルくて思うように寝つけない。
今は一人分じゃない身体が悲鳴を上げているような気がする。
苦しい。
熱い。
助けて。
そう言って赤ちゃんが泣いているようで。
いくら我慢強い子でも、やっぱり辛いよね。
大人の私でもこんなに辛いのだから。
「ゴホッゴホッ…」
でも、どうしたらいいのか解らない。
薬局で売っているような風邪薬は飲めないし、病院から出されている薬は貧血を抑えるもので意味がない。
本当は病院に行くのが一番いいんだけど…。