先生と執事【続・短編】






「あれだけ甘えろと、頼れといったのに…何でまた我慢したんだっ!!」








「せ……」








「どれだけ心配したと思ってるんだ…」







肩が…震えてる……。







私を抱きしめる手にも力がこもって…。








「先生、泣いてるの?」








私の左手にも自然と力がこもる。








「……麻椿に、何かあったら…」








そう呟いた後、小さく鼻をすする音がした。








ごめんなさい、先生。







私何も解ってなかった。







こんなにも先生を不安にさせてたなんて。








私、最低だね。









「ごめんなさい…。」











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