レンアイ授業
「これを乗り越えると、作家として社長が認めるの。
そして、その作家を推していく。
これが社長のやり方なのよ。」
確かに、あの社長ならやりそうかも。
社長とはデビュー前に1度だけ会った。
適当そうに見えるけど、しっかりと見てる。
作家のことをよく分かってる。
「美優ちゃん。挑戦してみない?
恋歌の小説なら、きっと社長も気に入ると思うの。
美優ちゃんなら、出来る気がするのよ。」
そこまで期待されるとなぁ...。
「もっとたくさんの人に、恋歌の小説を読んでもらうチャンスよ?」
やってみたいな...。
どれだけの作品ができるかわからないけど...
やってみたい。