レンアイ授業
「そうねぇー。
その人に、その周りの人に、幸せになってほしいと思うことかな。
”自分だけを見てほしい”とか、欲張りになっちゃうことだと思うわ。」
”幸せになってほしい”かぁー...
「そう思う人がいるの?」
「えっ。」
やっぱりそうなるよね。
「まぁ...。
その人は、学校では”クール”ってイメージついてて、喋らないんです。
唯一、中学から同じの男の子としか話さなくて。
その人に、あたしが恋歌だってことがばれたんです。
それ以来、その人と一緒にいることが多くて。
誰にも言えずにいたことも、その人には話せてて。
一緒にいると楽しくて、笑顔になれるんです。」