レンアイ授業

「いないって言ったら嘘になりますけどー。
全然”恋”とかじゃないですよ。
ただ、あたしが恋歌だってことがバレちゃって。
ずっと相談にのってもらってたんです。」

「そっかぁ。青春だねー。」

「そうですかね(笑)」

「明後日、社長が戻ってくるから見せておくわね。また連絡するわ。」

「分かりました。」

早く修太くんに報告しなきゃ!

「じゃぁ、勉強しなくちゃいけないんで帰りますね。」

「勉強との両立、大変だろうけど頑張ってね。」

「はい。ありがとうございます。」

あたしは喫茶店を出た。



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