レンアイ授業
あたしがはるっちに小説を渡して1週間。
そのあと、はるっちが社長に小説を見せた。
そして、社長があたしを連れてくるよう、はるっちに頼んだらしい。
はるっちから連絡が来たときは、かなり驚いた。
<美優ちゃん!社長があなたに会いたいらしいの。次の水曜って時間ある?>
もちろん、断るわけなくて。
あたしはすぐにokした。
そして、今日がその約束の水曜日。
「みゅう。そろそろ行ったほうがいいんじゃない?」
今は4時30分。
社長との約束は5時。
事務所までは、約20分前後。
「うん。そうだね。行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」
あたしは学校を出た。