レンアイ授業

ガチャッ

「社長。恋歌を連れてきました。」

「待ってたよ!」

やっぱり軽そう。

「小説読ませてもらったよ。思ったことを正直に言う。」

「はい。」

緊張する。

「主人公の気持ちがよく伝わってくるし、共感できる所が多い。
ドキドキ感も切ない所もあって、すごく良いと思うよ。」

「ありがとうございます。」

「ただ...男の立場からしてみると、もう一ひねり欲しい。」

はぁ...

「だが、君の可能性はまだ秘めている。僕はそれを信じたい。」

...。

「恋歌。合格だ。これからは君をうちの看板作家にしていくよ。」

えっ?!?!

「本当ですか?!?!」

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