レンアイ授業

あたしには、奈由の言ってることが分からなかった。

別に、修太くんと付き合ってるわけじゃない。

修太くんは、学校の友達。

ただ、あたしが恋歌だって知ってて、誰も知らないあたしの秘密を知ってるだけ。

他に、何もない。


放課後。

あたしは修太くんに勉強を教えてもらうために、修太くんの家に行った。

「で、どこがわかんないの?」

「あのー...全部。」

「まじかー。分かった。」

修太くんは、少し呆れながらもちゃんと教えてくれた。

修太くんの教え方はすごく分かりやすくて、英語が大の苦手なあたしでも理解が出来る。

やっぱり修太くんって、すごい...。

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