レンアイ授業

2時間くらい経った。

「おぉー!修太くんの教え方分かりやすい!」

「それは良かった。」

「ありがとね!」

修太くんは小さく笑った。

「追試、いつなの?」

「来週だよ。」

「じゃぁ、それまで教えてやるよ。」

「えっ、本当?」

「うん。」

「ありがとぅ!」

それから毎日、あたしは修太くんに勉強を教えてもらった。


「ちょっと休憩しよっか。」

「うん。」

少し休憩をした。

「ねぇ。何で恋したいの?」

突然、修太くんに聞かれた。

「えっ?何でって...。恋って楽しいってゆーじゃん。」

「恋なんて楽しいことねぇよ。」

修太くんはどこか寂しい目をした。

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