残酷な華
ビビッビビッ!
私は音に反応してレイシェルに目を戻した。
―222追求中
222追求中―
「初音、222ってどこにいるの?」
「分からない。近くにならないと映らないみたい…。」
そう言った数秒後レイシェルに異変があった。
「284 431が走っている。」
もの凄い勢いで右から左へと走って行った。
「まさか…。」
その後から現れた数字。
222
ミラがそばにいるんだ。
ミラが言っていた意味が分かった。
みんなが逃げるからミラが何処にいるかが分かるんだ。