残酷な華



『危険です。危険です。非難しましょう。』




『危険です。危険です。非難し―――』



………警告音がなくなった。




「菜々、大丈夫だよ。」



私は安堵した。



ビビッビビッ



え…?


また?



…と思ったけど違った。



―――284 431 222 捕獲―――




「さっきの人達……。」



「初音、良かったよ…もし、私たちもでていってたら…。」


犠牲者の一人になっていた。



背筋に冷たいものが走った。
< 33 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop