残酷な華



あれから、何人捕まったんだろう。



レイシェルのバイブ音は夜になっても消えなかった。



「初音…おはよ。」

「おはよ。菜々。」


菜々は自分の部屋で寝ることが怖くなって私の部屋に泊まっていった。



私は布団の上で携帯を触る。




お母さんとお父さんはこのことを知っているのかな?



………知ってても心配なんてしないだろうな…



一筋の涙が流れた。



私は2人のこと好きだよ…?
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