残酷な華



「そう、嘘よ。本当に助かるほうのスイッチは緑よ。笑えるわよね、私の言うことなんか信じちゃって・・・。あの子たちはただのいけにえよ。・・・私が助かるためのね。」




「最低、人の命を何とも思ってないの!?自分のために誰が何人死のうとあなたには関係ないっていうの?・・・信じられない。」



「相田・・・」




安西君は私を制した。


ごめん・・・




でも、許せないんだ。



どうしても、なんでそんなに平気でいられるの?





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