残酷な華




しばらく時間が流れても沈黙が続いたままだった。



その沈黙を破ったのはやっぱり巴だった。




「取り乱してしまってごめんなさい。でも、私の意思は変わらない。・・・私は彼らを殺して助かるの。どういわれてもなんとも思わないわ。」




その言葉に安西君はもう何も言わなかった。



いえなかったんだと思う。



また、沈黙が訪れようとしたときだった。




ビビッビビッ!!


-----142捕獲
     142捕獲------





3人のレイシェルがいっせいに鳴り響いた。




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