残酷な華




レイシェルのバイブ音が鳴り止んだ時にはいつもの巴に戻っていた。




「クスッ・・・見事にだまされてくれちゃったわね。あと、3人ね!まあ、3人が死ぬのも時間の問題。」




「くそっ!・・・」





止められなかった。



膝からガクリと折れるようにしゃがみこんだ。



やっぱり、私なんで無力なんだ。


小さいころ両親から言われたこと・・・



痛いくらいに自覚しているの。




「相田さん!安西!!」




私、またあのこと考えて・・・・




ふと遠くから呼ばれた大きな声で振り返った。




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