残酷な華




しばらくすると銃口は私の頭から離れた。




そして巴制服の中にしまわれた。



「???なに!今の!!」




伊藤君は当然パニック状態。



安西君は慣れているのか、いたって冷静だった。








「よくわかんないけど、この辺りも探してくるよ。」








「・・・頑張って・・・」









それだけしかもう私に言葉は残されていなかった。


伊藤君は何も知らない純真無垢な笑顔を残すと去っていった。







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