残酷な華




「お前・・・!!逃げろよ!伊藤!!」



安西君は必死に叫ぶ。


でも、伊藤君は安らかに笑っていた。



そしてこう言った。



「大丈夫!!安西!全力出して走って来いーーー!!」




「はっ?・・・っわけ、わかんねっ。」



そして私の目に映ったもの。




緑色のスイッチ?



確かに伊藤君の手には緑色のスイッチが握られていた。





< 62 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop