残酷な華
ギイッ-----------
重い屋上のドアを開けた。
「眩しっ!・・・ん??・・・あれはっ。」
朝の光が爛漫と差し込む屋上には既にミラと巴がいた。
肩までの薄茶色のサラサラの髪の巴。
髪が朝の光を浴びてきらきらと光っている。
巴も・・・
普通の高校に入っていたらあんなふうに凶変していなかったのかもしれないね。
すべてはこの狂った七不思議がために起こっているんだもん。
2人は私たちに気づいた。
巴の鋭い瞳が私を捉える。