残酷な華

「ピンポーンパンポン!」



放送が流れた。

「何…」


何となく走る恐怖。
隣にいた菜々の顔も凍りついた。



「え~僕は誰か分かるかな?」


男の子の声が流れた。

まさか…。

そう、予感的中だ。

「僕の名前はミラ。よろしくね。」

何も知らない人が聞けば可愛い男の子の声だろう。


なんで…。
4日目、ミラはみんなに校内放送を流した。
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