残酷な華
すごい奇声を上げてその場にしゃがみこんだ巴。
ミラはクスクスと笑う。
何・・・・?
なんで、巴はこんなに絶望しているのか私にも安西君にも分からなかった。
「巴さん、どうし-----」
「こないでっ!!!近づかないでよ!私の・・・私の計画を邪魔したくせに!!」
「・・・どういうこと?邪魔?」
邪魔したかったけどミラが現れて結局邪魔できなかったんだよね?
巴はそのまま泣きじゃくってアスファルトの地面をたたくこぶしは血に染まっていく。