残酷な華
「ふふふっ・・・そもそも僕が巴ちゃんだけ生かすなんていう不公平なことするわけないでしょ?相田さんと安西君のせいじゃないよ。」
「ヒックッ・・・うっううう・・」
ミラはゆっくりと私たちに近づいてきた。
その手には鎌は握られていなくって気味の悪い笑み以外は普通の男の子だった。
「んとね・・・頭の悪い巴ちゃんの意見を僕が分かりやすく1から話してあげるね~。」
そこから聞かされる話は私も安西君も想像していなかったものだった。