残酷な華
「んで、巴は君たちが伊藤君が赤いスイッチを押すのを邪魔したと思ってるんだよ・・・でもね、僕は初めから巴だけを生かすつもりなんてサラサラなかったんだよ。」
「どういうことよっ!!!!!!!」
巴の叫び声がまたも屋上にこだまする。
「だから~。最後の一人は僕がスイッチを押す前に殺すって決めてたの。」
ミラがそういいながらくるりと楽しそうに回転する。
・・・酷いよミラ。
いくら巴が最低な奴だとしてもそれは酷すぎ・・・
「!!!・・・そんなっ・・・」
絶望してミラにしがみつく巴。
そんな巴を冷たい瞳で軽蔑するように睨み付けたミラ。