残酷な華
その表情は苦痛と悲しみと恨みで歪んでいた。
「あーあ・・・死んじゃった。どうだった?人間って醜いよねー。」
「てめえ・・・最低だな。騙して遊んで何がしたい!」
「・・・安西君。落ち着いて。」
何とか安西君を制しようとするけど、
「落ち着けられるかよ!!」
今にもミラにつかみかかろうとする安西君。
「あははっ・・・僕はじゃあこれで退散しようかな。いいものも見れたしねー。あ、3年間仲良くしてねー。」
「・・・あっ!」
ヒカリのようにふわりとミラは消えた。