モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
「ごめんね、ちょっと笑い過ぎたよ。キャハ☆」


………。



「び、び、…クク、貧乏寺君は、仕事は何をしてるの?」



「貧乏寺で笑ってしまうなら、光でいいです…」



なんだ…このオヤジは…



「一応、何でも屋してます。」



「何でも屋?なんだいそれは?」


ハンカチで涙を拭きながら、不思議そうな目で見る社長さん…


「いや、言葉通り依頼があれば何でもするって仕事です。」


とりあえず、【依頼があれば】ってのを強調して言った…



「変わった仕事なんだねー要するに便利屋って訳だ。」



「まぁ…そんな感じですか…ね。」



「その仕事は、儲かってるの?」



…一番聞いてはいけない質問ですよー社長さん…



「まぁ…ぼちぼち。」



…嘘をついたな、モヤシ男…



「そっか。」



あっさり信じちゃったよー社長さん…



< 27 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop