モヤシ男・最終章~最愛なる君へ~
やっと着いた


走ってきたのと暖かさで、汗が滴り落ちる



--ピンポーン--


汗に構う事なく、呼び鈴を押した



ゆっくりドアが開く



ギィー!!



「あっ…何でも屋さん、おはようございます。」


ドアから出てきたのは、目を腫らしたニラレバ男さんの母親


「すいませんでした!」



挨拶を交わす前に、俺は謝った、深々と頭を下げて---



「何でも屋さん、ちょっと顔を上げて下さいよ」



周りをキョロキョロしながら、俺にそう言うニラレバ男母



「とりあえず中に入って下さい。」



ニラレバ男母は、俺の腕を掴み家の中に入って行った。


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