secret love~アイドルと…~
個室に入った私・蒼・樹。

・・・

未だに放心状態の私に、


「これからよろしくね。くるみ」

そう言って、蒼が私に握手をした。


「ちょっと」


私の声に、二人が見つめた。


「私、芸能人なんかに、ならないよ?」


「少しの間だけだよ。


この騒動が収まるまで・・・


社長も、了解してるし、何より、

くるみの両親も賛成してる」


樹の言葉に、引っかかった私。

・・・

よく、うちの両親がOK出したな。

「こんなこと好きじゃなさそうなのに」


「この騒動が収まらないと、

くるみが困るからって言ったら、

すぐに、OKが出たよ?」

蒼の一言。

・・・

何か裏がありそうだな。
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