secret love~アイドルと…~
「ここは、オレとくるみが

付き合ってることにしてはどうでしょう」



「なんだと?」


社長の目は、龍之介に向いた。


「樹とどうのこうのとあっては、

何かと問題でしょう?

それなら、おれは俳優だし。

ジャンルは違う。真剣交際と称して、

週刊誌に発表しては?」



社長の顔色が、

穏やかになった・・・・



「・・・・そうするか。

売り出したのが、K・Boyの妹分。

その点、龍之介となら、

問題ない」



「社長!!」

樹が声を上げた。


「こうなってしまった以上、

こうするしかない・・・

この際だから、お前たちの付き合いも、

考え直せ」

そう言って、どこかへ行ってしまった。
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