secret love~アイドルと…~
部屋の中。

自分で、自分を抱きしめた。

・・・

さっきまで、樹が抱きしめてくれた体。

こんなに自分の体が、

愛しいと思ったのは初めてだった。


・・・?!!


突然携帯が鳴った。

私は慌てて電話に出た。


「も、もしもし」

電話越しにクスクス笑う声。


「あの、誰?」

慌てて出たから、誰からかかってきたのか

見ていなかった。


「…樹」

ワッ・・・マジで?


またしても心臓がドキドキ。
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