secret love~アイドルと…~
それから20分を少し回って、

また携帯が鳴りだした。


「来たよ?」

「…ウソでしょ?」


「窓、開けてみなよ」


私は、恐る恐る、

窓を開けてみた。

・・・・


「…樹」


「おいで?」

樹が両手を広げている。


私は急いで、階段を下り、

玄関を出た。


・・・

そこには、

単車にまたがった樹に姿。


「仕事抜けてきちゃった」

舌を出した樹。

「…バカ」

私はそのまま樹に抱きついた。
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