secret love~アイドルと…~
「い、いいです!!

大したことありませんから」

私は慌ててそれを止めた。


「ダメだよ。バイ菌が入ったら、

大変じゃない・・・」

そう言って、私にまた触れようとした。


「オレがやる」

蒼の手を止めた樹が呟いた。


「…珍しいね。女の子にや優しくするなんて?」

蒼は少し驚いてるみたい。


「うるせぇ・・・ちょっとしみるぞ?」

そう言って、消毒液を掛けた。


「イタッ・・・」

少し顔をゆがませると、


「もう少しだから、我慢して?」

優しく微笑んだ樹。


「・・・うん」

・・・・

「はい、終わり」

バンソーコーを貼った樹が笑った。

「ありがとう」
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