secret love~アイドルと…~
曲を聞きながら、良美が呟いた。


「さっきのあれ、なんだろうね?」

そう言って笑った。

・・・

「…あれ、私なんだ」

無意識に呟いてた。


・・・良美が、

持っていたお菓子を落とした。


「くるみ、今、なんて言った?」

目を丸くしている良美。


「だから、さっきの轢かれそうになった子、

私のことなんだって」


ガシッ!

私の両腕を掴んだ良美。


「うそでしょ?!」

「・・・マジです」

二人はそのまま、フリーズした。


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