secret love~アイドルと…~
「樹だよ」


「お前・・・

もしかしてくるみと一緒?」


樹にも、くるみの声が、

聞こえたらしい。


「そうだけど?」


「くるみに、

手なんか出してないだろうな?」


いつもの声と明らかに音域が変わった樹。


相当腹がたってるみたいだ。



「さぁ・・・」

意地悪な返事を返したくなった。


「ふざけんな!そこまで行くから待ってろ。

今どこだ?!」


あ~あ、そんなに怒っちゃって。


「何もしてないよ。

今から急いで行くから、待っててよ?」

ブチッと、切ってやった。
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