secret love~アイドルと…~
6.スキャンダルに追い込まれて
朝。

私はいつものように、学校に行く。

「おはよう」

良美と途中であった。


「おはよう」


「なんか元気ないね?樹となんかあった?」

・・・

私は昨日の出来事を、

良美に話すことにした。


「まじで~~~?!」

驚くのも無理はない。


私さえも、この展開に驚いてるんだから。


「モテモテだね、くるみ」


そう言う問題じゃないんだけど・・・


・・・

目の前の光景に、

私も良美も呆然と立ち尽くしていた。


・・・・

門の前に、十数台のカメラと、

報道陣の山。

・・・

「まさか。くるみを?」

良美が私を隠しながら、呟いた。


「まさか~」

と、思いたい。


『おい、あの子じゃないか?!』

報道陣たちから聞こえる声。


「ヤバい走るよ?!」

良美は私を物のように担ぐと、

ダッシュで門をくぐった。
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