secret love~アイドルと…~
「アンタおかま?!」

良美が絶叫した。

・・・

無理もない・・・

私も困惑するばかり。


「ちょっと変装しただけだよ。

・・・・誰だかわからない?」


・・・・

よくその人の声を聴くと、

聞き覚えのある声。


でも、誰だかさっぱり・・・



「樹だよ」


「「?!!」」


声も出せず、立ち尽くす私と良美。



「作戦成功みたいだな」

微笑んだ樹は、

「だから、くるみ行くぞ?」

そう言って、私の手を引いて歩き出した。

良美は、樹だとわかって、

私たちを笑顔で見送っていた。
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