secret love～アイドルと…～

今まで、頑張って耐えてきたのに、

樹に優しい言葉をかけられただけで、

こんなになっちゃうなんて・・・



「樹には…心配かけたくな・・・」


その先の言葉は、

樹のキスに阻まれた。


「くるみと幸せになりたいから、

付き合ったのに・・・

苦しめる為なんかじゃなかった」


「…樹」



「オレが何とかする・・・

くるみを守るって、

約束したんだから」



「・・・別れる・・・・の？」


それしか方法はない・・・



「誰がそんなこと言った？」



「え？」


「もう少し待ってろ？

これからいいことが起こるはずだから」


？？

首を傾げる私に、もう一度キスをした樹。

「これ・・・いつ来てもいいから、

合い鍵預けとく・・・」