俺は彼女の目です。
悲しいというより恐怖のほうが大きかった。



これからの生活や…ようやく会えたこーくんのことに。



こんなことになった今、やっかいがられるかもしれない。



また、嫌われてしまうかもしれない。



そんな私の不安をよそに、これからの身の振り方をこーくんのお父さんに説明された。



今のところ治療法がないこと、見えないままで生活していくにあたって注意。



そのすべてが、私の中を通りすぎていった。
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