俺は彼女の目です。
私の頭の中にはこーくんのこと。
もう二度と見れないかもしれないこーくんの顔。
こーくんが見せる私の大好きな笑顔。
こーくんがふいにこぼす私の大嫌いな悲しむ顔。
すべて…今まで見てきたものすべてがこれからはみれなくなってしまう。
…そんなのヤダ。
こーくんに伝えたい。
私は携帯を取出し、こーくんの番号を押した。
見えなくても携帯くらいは使える。
番号を打ち込み、発信ボタンを押そうとした。
……けど、押せなかった。
やっぱりこーくんに嫌われる恐怖のほうが大きくて。
だから発信ボタンが押せないんだ――――。
私は携帯をカバンに直し、病院までついてきてくれた施設の人に連れられて病院を出た。
もう二度と見れないかもしれないこーくんの顔。
こーくんが見せる私の大好きな笑顔。
こーくんがふいにこぼす私の大嫌いな悲しむ顔。
すべて…今まで見てきたものすべてがこれからはみれなくなってしまう。
…そんなのヤダ。
こーくんに伝えたい。
私は携帯を取出し、こーくんの番号を押した。
見えなくても携帯くらいは使える。
番号を打ち込み、発信ボタンを押そうとした。
……けど、押せなかった。
やっぱりこーくんに嫌われる恐怖のほうが大きくて。
だから発信ボタンが押せないんだ――――。
私は携帯をカバンに直し、病院までついてきてくれた施設の人に連れられて病院を出た。