俺は彼女の目です。
次の日、私はこーくんに電話を掛けた。



一晩考えてやっと出た答え。


今はまだ、この答えがあってるかなんてわからない。



だけど私に揺るぎはなかった。


このままずっと目のことを隠してこーくんに接するのは不可能だから。


もし、こーくんが拒むのであれば私は近づかない。




私の幼き頃の座右の銘は『来るもの拒まず、去るもの追わず』だった。


だけど、それは今も変わらない。



こーくんが逃げるのであれば、私は追いかけない。
< 40 / 48 >

この作品をシェア

pagetop