約束に似た、綺麗な呪い
この日はずっと晴れていた。
いつも現れる時間、その人は現れなかった。
ずっと雨の中にいたのだ。体調でも崩したのだろう。

それから2日後、また雨。そしたら再び現れた。

体調ってそんなにすぐ戻るものなのだろうか?
僕はその人用に傘を持って行き、丘へ行った。
近くまで行くと、それが女性だと認識する事が出来た。
真っ白なワンピースに素足。
一体この人は何を考えているのだろう…?

僕が近くに行っても、彼女は踊りに夢中のようで、気付いてはくれなかった。

「身体丈夫なんですね?」
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