悪魔のようなアナタ ~with.Akito~
囁きと共に晃人の唇が灯里の胸の尖りを食み、指先が何も遮られるもののない足の間にそっと潜り込む。
晃人の指は秘所を覆っていた繁みをくいと押し上げ、隠れていた紅い蕾を小刻みに刺激する。
突然の快楽に灯里は切ない悲鳴を上げた。
「……ぁあっ、やめっ……」
灯里は背を仰け反らせ、身をよじらせた。
晃人の言葉も、態度も、視線も……あの夜とは違う。
今の晃人からはあの夜の優しさは微塵も感じられない。
けれどなぜか、晃人の瞳から目が離せない……。
悶える灯里を晃人の瞳がじっと見下ろす。
全てを見透かそうとするような瞳に、灯里の身体の奥がゾクッと震える。
「これだけ乱れておいて、俺が嫌いだなんてよく言えるな?」
「……っ、晃くんっ……」
「お前の考えていることくらいすぐにわかる。一体何年一緒にいたと思ってる?」
晃人の唇が胸の尖りを刺激し、晃人の指が紅い蕾を捏ね、抓む。
灯里の体の奥から熱いものが湧き上がり、くちゅっという音と共にシーツに染みを作っていく。
灯里は朦朧とする視界の中、縋るように晃人を見上げた。
動悸が激しくなり、何も考えられない……。