悪魔のようなアナタ ~with.Akito~
「さあ言え、灯里。誰に何を言われた?」
「……っ!」
「言わなければ、お前が辛いだけだぞ?」
身が溶けるような快楽が灯里を襲う。
しかし解放される直前で晃人の指は動きを緩める。
――――何度も襲いかかる波。
灯里は耐えきれず、背を仰け反らせて叫んだ。
「……もっ、もうやめて、晃くんっ」
「言え」
晃人の指が再び感じる部分を刺激する。
何度も高められ、一直線に高みへと向かい――――けれど解放されることなくそのまま下に叩きつけられる。
「もっ、もう……やぁっ……」
「言えばラクになる。さぁ言え、灯里」
「……っ、んっ、ぃあぁぁっ……」
灯里は何度も襲い来る波に絶叫した。
まるで岩に波が打ち付けられるかのように快楽に翻弄され、何も考えられない。
――――もう、耐えられない……。